教科教育と生活べんきょう・総合学習

教科教育と生活べんきょう・総合学習

3つの領域の還流で豊かな人格の形成を目指す

教育課程(カリキュラム)は、「教科教育」「生活べんきょう・総合学習」「行事・文化自治活動」の3つの領域で構成されています。

3つの領域は切り離されたものではなく、3つの領域が相互に関連し、作用することで「考える力」を育み、ひとりひとりの豊かな人格を形成することにつながります。

教科教育

教科教育では学習主体である子ども自身が「勉強は楽しい」と感じる授業づくりのために、私学だからこそ実現できる教師の自由で創造的な取り組みや工夫がちりばめられています。「実感のある学び」を大切に「学ぶ意欲と姿勢」を育み、文化の獲得につながる質の高い学力を育てることを目指しています。

日本語を豊かに「読み」「聞き取り」「味わう」「語り」「書く」という、言葉を自由に使いこなせる力をつける学習です。

現実世界の問題や自然・社会の現象を、数の世界に置き換えて解き明かし、解決してゆく力をつける教科です。

3年生からの授業です。身近な自然や物に働きかける中で、自然科学の基本的事実・概念・法則をとらえ、科学的に考える力を育みます。

3年生からの授業です。今日の政治的、経済的、社会的な課題に立ち向かい、切り開いていくための基礎的な力を養います。

体育では「体を動かすことが気持ちよく、大好きな子ども」がたくさん育つことをねらい、遊びの要素をたくさん取り入れた教材の配列を大事にしています。

主体的に音楽に関わり、合唱・合奏・身体表現など多様な方法でイメージ豊かに創造的な表現を育みます。またまわりの多様な表現を受けとめ理解することを大切にします。

生活の中から積極的にテーマを見つけ出し、いきいきと表現していくこと、四季の変化の不思議さや自然の美しさに心を働かせ、感動することのできる感覚や感性を育てます。

ものを作る活動を通して人間の持つ知恵や技術のすばらしさ、を実感することは、子どもが人間らしく育つ上でとても重要です。3年生からの授業です。

生活べんきょう・総合学習

「生活べんきょう・総合学習」は子どもの持ち込んだもの、子どもの疑問を大事にして進める学習です。「学年テーマ学習」「領域テーマ学習」「トピック学習」をバランスよく配置することで、現実とむすびついた学習が展開され「生きる力」を育てます。

1・2年生:生活べんきょう

1・2年生(生活べんきょう)

低学年の「生活べんきょう」では経験すること、体験することを大切に「自然・科学・社会と生活の基礎」を五感を使って楽しんで学びます。

1年生の生活べんきょう

春の自然観察/梅ジュース・梅干しづくり/アイヌの文化/初めて遊ぶ(和紙・布)/干し柿づくり/からだ探検/昔あそび/外国の文化/氷・霜の観察など

2年生の生活べんきょう

3・4年生(総合学習)

自治の力や集団で課題を追求します。切実な問いを主体的に解き明かすおもしろさを大切にします。

3年生の総合学習

かいこを育てる/こころとからだ「スキンシップ」/地域の素材〜秋の実り・知恵を学ぶ/こころとからだ「男らしさ女らしさ」/韓国との交流(英語)

4年生の総合学習

川を学ぶ/こころとからだ「大人に向かうわたしたちのからだ」/町田の福祉施設/韓国との交流(英語)

5・6年生(総合学習)

高学年では、より現代的な課題を追求します。生活とのつながりで考え学び、他者の理解、生きることと向き合う学習を深めます。

5年生の総合学習

食を通して学ぶ/トピック「命・人から学ぶ」/こころとからだ「大人に向かうわたしたちのからだ」/こころとからだ「社会的な性の問題」/英語を話す国の人と交流しよう。

6年生の総合学習

沖縄を学ぶ/トピック「命・人から学ぶ」/在校生に残す私の1冊本/こころとからだ「人と人との関係」/英語を話す国の人と交流しよう。